マガジン29号!

マガジン29号の裏話です!
十兵衛が夜半の大技を止めたシーンからのスタート!
今回は前回の反省を踏まえて、かなり表情に気を使いました。
倒れる十兵衛・・強さとは何か?
十兵衛の答えは、絶望や、虚無にとらわれようが、それに立ち向かう意思。
夜半とはまったく逆に、虚無の中に希望を見出そうとする・・
それが、夜半により感情を囚われていった花月へ見せた行動です。
それが純粋な十兵衛の答えなんです。
そして花月に最後の言葉を託す十兵衛。
十兵衛を抱きしめる花月を見て、夜半はまた一つ人の弱さを見ます。
勝つことが無ければ、身を滅ぼさなければならない。
盾になろうが、倒れれば守ることなど出来ない。
愚か・・・という台詞にはそんな意味を込めました。


花月は再び夜半の前に立ちはだかり、
その意志の弱さ、力への執着が自分を弱くしているのだと知り
力の源である、聖痕を抉り出します。
まあこのシーンは正直迷いました。抉り出すことは綾峰の提案です。
ですが、どう描こうがグロくなるんですよね(−−;
目玉は雑誌的にいいのか悪いのか、まあ悪いんですけど・・・
その意志の強さは見せたいし、描いてから判断を貰いました。
まあ自分の目なので、OKということでしたが、
描写の気勢が相手絵をえぐるのと自分でえぐるのとどう違うのか
ちょいと悩みましたよ(−−;


力を捨て、ただの人間になった花月を見て、夜半は絶望します。
見開きは攻撃を止めたというより、夜半の思いを捕まえたといった感じですかね。
前回夜半の真意の一つという書き方をしましたが、
夜半の環境における真意が前回で、今回は願いの真意です。
発する言葉がその人の真意である・・・ということは無いと思います。
人は言葉より多くのことを考え、多くの願いを持っています。
選んだ言葉が相手に伝えられる情報なので、消して真意ではないというのが綾峰の考え方です。
言葉足らずで誤解を招くということはありますし、
その裏を知るには、同じ経験がね蹴れば分かり合えませんからね。
なんとなく解る・・・は、イコール伝わりきってはいない。
まあそこで必要なのが、察しと思いやりなんですけどね(^^;



花月は最後の大技を放ちます。
このトーンは見事だったな・・・印刷で潰れてるのが残念(−−;
最近癖で、効果の流れを子ゴマで纏めるので、迫力がたらないのかな・・・
技を放ち、花月は過去を回想します。
花鳥風月を極めたその日の母との思い出。


原作では花月のおじいちゃんだったのですが、
今更たってもいない使うことの無いキャラを出してもしょうがないと思ったので、
母様に変更。
どうも聞けば、青樹さんは最初は母でやるつもりだったらしいです。
が、子一時間悩んでおじい様に・・・いったい青樹さんの頭の中で、
何が展開していたのだろうかと気になりましたよ(^^;
この技の設定は綾峰が足させてもらいました。
風鳥院に嫁ぐ人が覚える技と言うのであれば、父様が知らなくて正解かな?
な〜んてことを考えて、原作の設定を生かしました。


一度しか見せることが出来ないというのは、それほど命の炎を使う技だからです。
青樹さんの凄いのは、こういう花鳥風月になぞった言葉遊びですね。
詩人だな〜と正直思いましたよ(^^


鳳凰天翔は新チーフのスゴ技です!
見た目簡単に見えますが、結構大変なんですよ!
次の回で綾峰もやりましたが、コツを掴むのがのが結構大変でした。
天晴れなお仕事です!!
情熱が伝わる絵ってやはり理想ですね。綾峰も負けじと頑張ります!!
そして来週夜半戦遂に決着です!!



35巻発売中です!
36巻限定版、通常版は8月17日発売予定です。
限定版の価格はまだ未定です(−−;

発売中です!
GetBackers ―奪還屋― カレンダー2006 ([カレンダー])

G/B GetBackers奪還屋 原画集

G/B GetBackers奪還屋 原画集

サイコバスターズ(1) (YA! ENTERTAINMENT)
YA!ENTERTAINMENT サイコバスターズ2
サイコバスターズ(3) (YA! ENTERTAINMENT)

サイコバスターズ(3) (YA! ENTERTAINMENT)


リンクです

http://d.hatena.ne.jp/seiama/
http://d.hatena.ne.jp/agitadashi/
http://blog.goo.ne.jp/toofu001